一般的に外壁材に使われるものは、サイディング、鉄、モルタルなどが挙げられます。鉄はコストが安いのですが、断熱性に劣るためランニングコストが非常にかかってしまいます。また防音性も期待できませんから、住宅には不向きであると考えます。モルタルは工期が長く、コストがかがるため現在では、住宅にあまり採用されていません。また、クラック(ひび割れ)が入りやすく、定期的なメンテナンスが必要となります。日本の住宅では現在、サイディングを使用して外壁を仕上げる工法が90%以上です。しかし私は、この工法をあまりお勧めしません。先にもお話したように、サイディングは、断熱効果が低いため、温度を伝えやすくランニングコストが非常にかかります。またその性質から、建物にもっとも悪影響を及ぼす壁内結露を起こし、住宅寿命を縮める原因を作ってしまいます。さらには水分を含みやすいので、メンテナンスを、頻繁に行わなければいけません。サイディングの板と板の間を埋めるコーキング部分も5〜6年で劣化し、そこから雨が入ってきてしまう可能性もあります。そしてサイディング自体が重いという欠点もあります。重さがあるにもかかわらず、建物本体に固定せず、15〜18mmほどの薄い木片に固定されるだけなのです。これでは、地震などの災害でなくとも、落下の恐れがあります。しかしそういった問題のある建材の使用が、200年住宅と呼ばれる長期優良住宅でも認められているのです。本当に住宅の寿命を考えるのならば、まずはこういった建材は使用しないのではないでしょうか。
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