温水プール以外で、危険性がある共用施設をあげると、○温泉大浴場○敷地内のコンビニがある。マンションの敷地内に温泉大浴場を設けるのが、今、ちょっとしたブームになっている。しかし、これは非常に危険と言わざるをえない。温泉大浴場に掛かる費用と手間は、温水プールの場合と似たようなもの。25℃以上で決められた成分を含んでいることが温泉の条件なので、中には「追い焚き」が必要なものもあり、光熱費がかかる。そして、ナトリウム、カリウム、マグネシウムといった化学成分を含むため、給湯管や配水管、蛇口などの傷みが早い。
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ひなびた温泉地にいくと、蛇口類がボロボロになっていることがあるが、あれと同じことがマンションの共用施設で起きる可能性があるのだ。それでも、マンションの区分所有者全員が、「あの温泉は、私らの宝だ。どんなにお金がかかっても持ち続ける」と考えていれば、問題はない。しかし、区分所有者のなかに「あんな施設に、管理費をつぎ込むのはもったいない」と考える人がいると、ことはやっかいだ。管理組合の総会ごとに、廃止・存続の議論が交わされ、区分所有者間に溝を生じさせることもあるだろう。温泉大浴場付きのマンションは、温泉マニア限定で売り出せば、そんな問題も起きにくいのだが……。